「愛が企業を繁栄させる ~ビジョナリーな経営者の共通原理~」
「愛が企業を繁栄させる ~ビジョナリーな経営者の共通原理~」(新装版) リックテレコム社 2010年出版 税込1500円
企業はなんのために存在するのか。10年あまり、数多くの企業を取材してきて、著者は常にその根源的な問いに向き合ってきた。そして企業の存在意義は、人への「愛」に他ならないとの思いに至った。企業は、顧客、社員、社会に対して価値や幸せをもたらし、その対価として利益を得るのである。それだけに経営の原点には、人への温かな眼差しが欠かせない。それがなければ、たとえ一時的に成長することができたとしても、その繁栄は持続しないのである。企業の不正や不祥事が後を絶たない時代、その不変のメッセージを、愛を基軸に成功を収めた経営者の軌跡から伝えた一冊。日本への愛、社員への愛、消費者への愛、子供たちへの愛・・・。愛情の対象はそれぞれだが、いつの時代も人を動かす原動力は愛であることをあらためて実感させられる。
「それでもあきらめない経営」
「それでもあきらめない経営」 毎日新聞社 2004年 税込1600円
数多くの経営者への取材体験のなかから、固定観念や過去の成功体験に縛られない脱・業界の発想と、決してあきらめない不屈の精神で、成功を勝ち取った9人の企業トップのドキュメント。タリーズコーヒーを日本に根づかせた松田公太氏、ピザーラを展開するフォーシーズの浅野秀則社長、500年近い歴史を持つ老舗・虎屋の黒川光博社長、デルコンピュータ日本法人の浜田宏社長、総菜業界に新風を巻き起こしたロック・フィールドの岩田弘三社長など、いくつもの苦難や逆境を乗り越え、大輪の花を咲かせた人々の軌跡。自己変革を行い、夢を実現させたいと願う多くの人々に勇気を与える一冊。
「これが美味しい!世界のワイン」
「これが美味しい!世界のワイン」 幻冬舎 2003年出版 税込1365円
1997年にワインアドバイザーの資格を取得して以来、世界のワイン産地を旅してきた経験をまとめたワイン紀行エッセイ。ボルドー、ブルゴーニュの銘醸酒から、個性派のイタリア、躍進するカリフォルニア、そして急激に評価を高めている日本。それぞれの産地の情景や、ワイン造りに情熱を注ぐ人々の姿や思い、歴史や伝統、世界中の人々の憧れの銘酒の逸話など、著者自身の手によるイラストとともに紹介する。ロマネ・コンティのオーナーが普段、好んで飲むワインなど、こぼれ話も満載、読後、「さぁ、ワインでも飲もう」、そんな思いにさせてくれる一冊。
「ききわけの悪い経営者が成功する」
「ききわけの悪い経営者が成功する」 毎日新聞社 2002年出版 税込1600円
週刊誌「サンデー毎日」での250人に及ぶトップ対談をはじめ、これまで多くの経営者を取材してきたなかで、果敢に組織の変革を断行し、大きな成果をあげた19人の経営者のドキュメント。かつてのような右肩上がりの成長を容易には望めなくなった厳しい経営環境だけに、いまほど、トップの時代をとらえる目や決断力、実行力、人を動かす力が問われている時代はないだろう。様々なしがらみを振り切り、過去の前例を断ち切り、少々の摩擦に動じることなく、不退転の決意で改革に突き進んだリーダーたち。伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長、トヨタ自動車の張富士夫会長、任天堂創業者の山内溥氏、ヤフー・ジャパンの井上雅博社長など、閉塞感の漂う時代に、“さぁ、やるべきことをやっていこう”、そんな前向きなエネルギーを与えてくれる19人のトップとしての生きざまをまとめた一冊である。
「美味の誘惑 ~世界の味と粋な人との出会い旅~」
「美味の誘惑 ~世界の味と粋な人との出会い旅~」 中央公論新社 1999年出版 税込780円
旅先でのユニークな人々との出会いや、奇想天外なハプニングを通して、世界各地に根づいている食文化を自らの舌で検証し、著者自身のイラストをまじえて紹介する“世界の美味”食紀行。「福島敦子の美味の国からの誘惑」の文庫本版。
「福島敦子の美味の国からの誘惑」
「福島敦子の美味の国からの誘惑」 世界文化社 1996年出版 税込1325円
食に人一倍のこだわりを持つ著者が、世界各地で体験した食材や料理、そこで暮らす人たちの食に対する思い入れや、その背景にある気候風土、歴史、伝統などをまとめた食紀行エッセイ。世界の美味を楽しむことは、世界の素晴らしい文化を味わうこと。食の世界を知ることは、その国、その街を知ることでもある。フランスはパリ、プロヴァンス、ベトナム、アメリカのニューオリンズ、イタリアはローマ、フィレンツェと、著者自身の楽しいイラストをまじえてお伝えする美味しい旅のエッセイ。
「就職 無職 転職 ~まだ見ぬ自分を信じて~」
「就職 無職 転職 ~まだ見ぬ自分を信じて~」 PHP研究所 1995年出版 税込1150円
キャスターを目指し、夢を実現するまでの奮闘記。
学生時代の就職試験での挫折、OL時代、就職浪人、地方放送局での勤務、独立してNHKをはじめとする番組のキャスターへ。
まさにタイトル通り、就職、無職、転職を経験し、紆余曲折を経ながらも、目指していたマスコミの仕事をつかむまでの軌跡を振り返ったエッセイ。
それぞれの時代でなにを考え、どう仕事に向き合ってきたのか。その時々の悩み、挫折、女性ゆえにぶつかった壁をどう乗り越えてきたのか。厳しい就職戦線にいる学生たち、転身を考えている女性たち、そして自分の新たな可能性に挑戦しようとしているすべての人にエールを送る一冊である。